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国語学ゼミ(齋藤平教授)

国語学ゼミの雰囲気を一言で言うなら、「楽しい」に限ると思います。全員が発言するし、和やかな議論が起こる楽しい場です。

春学期には、三島由紀夫の小説『潮騒』の中から気になる方言をみつけ、それについて調べました。秋学期には、江戸時代の方言辞書『物類称呼』を読み解きながら、現代の方言との比較、その方言の由来や、現代の方言がどのように分布しているか、等について学んでいます。

 

ゼミの風景

齋藤:きょうの発表を終えた木田ゆづ美さんに来てもらいました。きょうは『物類称呼』の巻之一、星の名でしたね。

木田ゆづ美:そうです。北極星をいう「北辰(ほくしん)」、北斗七星の「北斗(ほくと)」、スバルの「昴(ぼう)」、それにオリオン座の三ツ星を指す「参(しん)」です。

齋藤:いろいろ発見があっておもしろかったのですが、なかでも星の数に関係することと北斗の呼び名についてがとくに良かったですね。

木田ゆづ美:星の数は、「北斗」で「七曜(しちよう)の星」というのは七つなのでわかるのですが、「昴」は「九曜(くよう)の星」と「むつら星」にわかれていました。それで調べていくうちに「昴」は肉眼では六個に見えることから「むつら」の名がついたのだとわかりました。いまでも地域によってはゴチャゴチャボシの名があるので、六個に見えたり九個に見えたりするのではないかと思います。

齋藤:なるほど。それから「北斗」を「四三(しそう)の星」と呼ぶのもわかりました。

木田ゆづ美:これは北斗七星を四と三に分けてそれが二個のサイコロの目の組み合わせに見立てて名づけられたことがわかりました。

齋藤:どうして、こんなに星の名に方言語形があるのだと思いますか。

木田ゆづ美:農業での暦としての役割や海上交通で方角を知るための機能を果たしていたのだと思います。

齋藤:たとえば、北斗七星だと。

木田ゆづ美:北斗七星のひしゃくの水を入れる部分の先端二つの線分を五倍伸ばすと必ず北極星にたどり着きます。それで北極星の位置を知ることができます。そうすれば北の方角がわかるという仕組みです。

齋藤:まるで宮澤賢治の星めぐりの歌を聞いているみたいですね。でも、調べるのは大変だったでしょう?

木田ゆづ美:はい。でも、調べていくうちにいろんなことがわかってきて一つずつ解決できておもしろかったです。

齋藤:ぜひその調子でこれからもがんばってください。

(木田ゆづ美)(平成21年卒業)

 
 
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